橋梁修繕工事
ひび割れ注入
・自動式低圧樹脂注入工法
低圧・低速でひび割れにエポキシ樹脂を注入する工法です。ひび割れを塞ぐことにより、躯体内部に劣化因子が侵入するのを防ぎます。
・Uカットシール材充填工法
コンクリートやモルタルなどのひび割れをU字型にカッティングし、可とう性エポキシ樹脂や弾性シーリング材を充填する工法です。防水性能に優れ、ひび割れの動きにも追従します。
使用メーカー
- コニシ(株)
- (株)ダイフレックス
炭素繊維接着
強くて軽い炭素繊維シートを常温硬化エポキシ樹脂を用いてコンクリートの表面に貼り付け、補強する工法です。コンクリートの劣化、鉄筋の防食進行を抑え、構造物の耐久性を向上させます。
使用メーカー
- 新日鉄住金マテリアルズ(株)
含浸材塗布(コンクリート表面保護工法など)
シラン系、ケイ酸塩系などの含浸材を塗布し、コンクリート表層部に吸水防止層を形成する工法で、コンクリートの劣化防止になります。
使用メーカー
- (株)RCG JAPAN
- アイカ工業(株)
- 大同塗料(株)
コンクリート保護塗装(CC-A工法、CC-B工法ほか)
コンクリートを塗装材により被覆する工法で構造物の耐久性を向上させます。
使用メーカー
- アイカ工業(株)
- 大日本塗料(株)
- 日本ペイント(株)
橋梁塗装
橋梁塗装の大きな目的は長期にわたり鋼材を劣化や腐食から保護し、構造物としての機能を保つことまた美装が目的です。さらに、橋梁の架設される環境・期待される耐用年数・経済性を十分考慮することが必要とされます。
使用メーカー
- 関西ペイント(株)
- 大日本塗料(株)
- 三重塗料(株)ほか
断面修復
断面修復とは塩害やアルカリ骨材反応、鉄筋の腐食、コンクリートの剥離など多くの劣化現象に対する補修方法として広く用いられている工法で、劣化部分を予めはつり取っておき、必要に応じて補強鉄筋などを設けたうえでモルタルなどを打設し、修復します。
劣化した範囲が小さい場合は、コテを使ってモルタルなどを塗って断面を修復します。
修復する面積が大きい場合は、型枠を組み立ててから、内部にポリマーセメントモルタルを充填する方法、またはポリマーセメントモルタルを吹き付ける方法が一般的です。
使用メーカー
- BASFジャパン(株)
トンネル修繕工事
剥落防止工
高強度のFRPメッシュを用いてコンクリートの落下を防止し、安心安全なトンネルを維持します。
使用メーカー
- 新日鉄住金マテリアルズ(株)
線導水
・バリー・ドレン(B4工法):埋込み式線導水
クロロプレン重合性合成ゴム。耐候、耐オゾン性があり長期の使用に耐えます。軽量で持ち運びが容易なので水の浸み出しがありません。弾性力が長期に渡って維持されるので、躯体の伸縮に対する追随性があり、接着面からの剥がれの心配もありません。
寒冷地では熱伝導率が小さいため、凍結の心配がありません。表面をエポキシ樹脂で補強するので、脱落や背圧による張り出しが防げます。躯体に対して垂直方向の接着面と水平方向の接着面の2方向を有しているので、漏水の心配がありません。
使用メーカー
- ニホン・ドレン(株)
橋面防水
シート系防水(流し貼り型)
溶融した貼付用アスファルトを流し込み、防水シートを貼り付けて床版防水層を形成します。
使用メーカー
- 昭石化工(株)
シート系防水(常温粘着型)
常温で粘着力の高いアスファルトで製造された防水シートを、シートの持つ粘着力で直接貼り付けて床版防水層を形成します。
使用メーカー
- 昭石化工(株)
塗膜系防水(アスファルト加熱型)
アスファルトに合成ゴムなどを加えた防水材を施工時に流し込み、刷毛などで塗布して床版防水層を形成します。
使用メーカー
- 昭石化工(株)